【試合レビュー】プレミアリーグ第15節 ウルヴァーハンプトンvsマンチェスターユナイテッド(2025/12/9)

試合プレビュー&レビュー
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試合概況

どうも!マンチェスター・ユナイテッド研究所です。
今回は、12月9日(火)に行われたプレミアリーグ第15節・ウルヴァーハンプトン戦の試合レビューを書いていきます。

結果は――1対4でユナイテッドの勝利!

先制には成功したものの、いつも通り追いつかれてしまう嫌な展開に。しかし、後半開始早々のエンベウモの勝ち越し弾を皮切りに、一気に3得点を奪って突き放すことに成功しました。

ウルヴスは正直、コンディション面でもチーム状況でも良いとは言えない相手でしたが、アウェイで最下位相手にしっかり勝ち点3を取り切ったことは、ポジティブに捉えていいでしょう。

スタメン

前節からは、1枚の変更にとどまりました。ザークツィに代わってマウントがスタメン復帰し、クーニャがトップに。ザークツィとしては、前節ゴールを決めアピールしていただけに、悔しいでしょうし、残念ですが今冬の退団が濃厚になったともいえそうです。

前半

序盤から、ユナイテッドはいい立ち上がりを見せます。特に、クーニャが積極的に中盤に顔を出し、ビルドアップを助ける動きを頻繁に行なっていました。また、クーニャが開けたスペースをマウントやブルーノが狙う動きも見られました。

8分 ユナイテッドにビッグチャンス
自陣でマウントに対してのファウルで得たフリーキックを、ブルーノが裏を狙ったダロトに届けます。ウルブスは集中が切れており、誰もダロトの動きについていっておらず、キーパーと1対1になりますが、ジョンストンに防がれます。このシーンは決めなければならないシーンでしたね。

25分 ユナイテッドが先制します。
アンドレのバックパスに対し、カゼミロが後方から鋭く脚を伸ばすと、アンドレのコントロールが乱れ、パスは中途半端な形に。
これをクーニャが素早く反応してカットします。クーニャ自身はシュートを打てず、背後から上がってきたブルーノへパスを選択。
ボールはやや乱れましたが、最後はブルーノがきっちりと決め切りました。

29分 ユナイテッドのチャンスシーン。
自陣からのビルドアップで、マウントが良いタイミングで降りてきてボールに触ります。

マウントは、ダイレクトでクーニャに繋ぐと、クーニャはヒールでブルーノへ。

ブルーノは冷静にエンベウモへスルーパスを通します。
エンベウモはそのままエリア内に侵入してシュートを放ちますが、ここはGKにセーブされます。
こぼれ球にクーニャ、さらにアマドと立て続けにシュートを放ちましたが、いずれも決め切ることはできませんでした。

得点には至りませんでしたが、マウント、クーニャ、ブルーノ、エンベウモが連動して作り出した非常に質の高いチャンス。
チームとしての完成度が着実に高まっていることを感じさせる、印象的なシーンでした。

前半、エンベウモのボールロストが目立ちましたね。疲労からか、コンディションが良くないように感じられました。代えの効かない選手なので、怪我などはないように管理して欲しいですね。

47分 ウルブスが同点に追いつきます。
左からのクロスが流れたボールを、フーフェルがクロス。マズラウィとクレイチが競り合ったこぼれ球が、左サイドでフリーとなっていたウォルフェに渡ります。

ウォルフェが縦に仕掛けてシュート性のボールで折り返すと、中央でフリーになっていたベルガルドの元へ。このボールを、うまく合わせられて同点に追いつかれました。

右からのクロスに対して、アマドの寄せが甘くウォルフェをフリーにしてしまったのは良くなかったですね。本職WGなので、守備に多くを求めることは酷ですが、アマドがマークを外してピンチとなるシーンが目立っていますので、改善が必要です。ファーサイドのケアが緩慢なのは、アマドに限ったことではないですが、、、

そのまま前半は終了。

後半

お互いにメンバーはそのままで後半スタート。

51分 ユナイテッドが勝ち越しゴールを奪います。
ベルガルドのドリブルをショウがカットしたところからのカウンター。ブルーノのダロトを狙ったパスは、クレイチにカットされますが、こぼれ球がクーニャへこぼれます。クーニャは、左サイド上がってきたダロトへスルーパス。

ダロトは、落ち着いてゴール前のエンベウモにラストパスを送り、エンベウモが流し込みました。

いい守備からいいカウンターでした。ショウのここ最近のパフォーマンスは素晴らしいですね。怪我なく今シーズンは戦い抜いて欲しいです。また、CBとしていいパフォーマンスを見せているため、難しいと思いますが、ぜひ左WBでのショウも見たいです。

62分 ユナイテッドが追加点を奪います。
右サイドでマズラウィのパスを受けたブルーノが、マウントの飛び出しを見逃さず、浮き玉のパスを通すと、マウントはこれをダイレクトで合わせ、ネットを揺らしました。

マウントの動きだし、それを見逃さず完璧なタイミングで出せるブルーノ。彼らは最高のコンビですね。マウントは、負傷癖もありプレータイムを管理されていると思いますが、もっとスタメンで見たいですね。

その後は、ブルーノのPKでのゴールも生まれ危なげなく勝利。マルティネスが中央CBで起用されるなど、予想外もありましたが勝ち点3を持ち帰ることに成功しています。

まとめ

最下位相手とはいえ、複数得点を奪っての勝利は、今のユナイテッドにとって大きな意味を持つ結果ですね。
ただ、今回の試合はユナイテッドが素晴らしかったというよりも、ウルブスの出来があまりにも悪かった側面が目立ちました。どこか昨季のユナイテッドを見ているような印象も受けました。

また、この試合でも一時同点に追いつかれてしまいました。最終的に勝利できたので良かったものの、こうした形で簡単に失点を重ねていては、上位進出を狙うのは簡単ではありません。
守備陣個々のパフォーマンスは悪くないだけに、システム的な部分に何らかの欠陥を抱えている可能性も感じられます。ここは早急に改善に取り組んでほしいポイントですね。

さて、次節はホームでのボーンマス戦。嫌な相手ではありますが、直近6試合勝ちなしと調子は上がっていません。上位進出を本気で狙うのであれば、ここも是が非でも勝ち点3を掴み取りたい一戦です。

ここから“強いユナイテッド”が本当に戻ってくることを信じて――。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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