試合概況
現地時間2025年3月13日(木)に、ホーム”オールドトラッフォード”で開催された、ELノックアウトフェーズラウンド16、セカンドレグ レアルソシエダとの一戦は、我らがキャプテン!ブルーノ・フェルナンデスのPKでの2得点を含む、ハットトリックの大活躍でユナイテッドが、4-1で勝利。アグリゲートスコア5-2とし、ラウンド8への進出を決めました。この記事では、この試合を振り返っていきたいと思います。
スタメン

ユナイテッドは、前節から1枚の変更のみ。アーセナル戦で負傷したヨロに変わって、アーセナル戦でも好プレーを披露したヘブンをスタメンに抜擢。また、アモリム監督はこの試合もガルナチョを右シャドーで使ってきました。
前半
立ち上がり2分の場面、オナナのフィードから、自陣で混戦となりザークツィーがブライスメンデスの股を抜いての突破をはかりますが、カットされピンチを招きます。ことなきを得ましたが、自陣でのこのようなプレーは気をつけて欲しいところですね。。。その後、久保がヘブンの股を抜いて素晴らしい突破をはかりましたが、ここはドルグのカバーで防ぎます。この試合、ユナイテッドはかなり久保を警戒していたように感じました。日本人としては嬉しいですね。
ユナイテッド最初のチャンスは4分。ソシエダのビルドアップに対して、ザークツィーがGKまでプレスをかけ、蹴らせると、デリフトが競り勝ちブルーノからカゼミロ、カゼミロがワンタッチで右サイドでフリーになっていたダロトに繋ぐと、前線に抜けていたガルナチョにスルーパス。ガルナチョは中でホイルンドが動き出しているのを確認し、クロス。精度が低く、これはキーパーにキャッチされます。
そして、ソシエダの先制点が生まれます。キャッチしたところからのビルドアップで、マリンとベッカーのコンビネーションで左サイドを突破。ベッカー→ブライスメンデス→マリン→ブライスメンデスと小気味よく繋ぎ、ブライスメンデスから右サイドの久保へ。これはドルグがカットしますが、ドルグのドリブル突破はブライスメンデスの素晴らしいカバーから久保につながります。久保はカットインを狙っているように見えましたが、ドルグが牽制。右サイドを追い越してきたエルストンドへパスを出すと、そのままダイレクトでグラウンダーのクロス。中で走り込んだオヤルサバルとクリアに行ったデリフトが交錯。一旦はオヤルサバルのファールとジャッジされましたが、オンフィールドレビューの末、ソシエダにPKが与えられます。このPKをオヤルサバルが冷静に沈め、ソシエダが先制。ユナイテッド側からすると、厳しい判定にも感じられましたが、確かに足がかかっているので致し方ないかと、、、
ホームで負けられないユナイテッドに暗雲が立ち込めますが、今日は随所に気持ちの入ったプレーが見られました。ユナイテッドのファーストシュートはレミロがキャッチ。ソシエダは、先制点の場面と同じように、左サイドに展開しますが、ユナイテッドの連動したプレスでマズラウィがカット。ブルーノとカゼミロ、ガルナチョが絡み、右サイドのダロトに展開。ダロトからのクロスにドルグが飛び込み、中へ折り返しますが、ザークツィーは届かず。
プレスがかかった状態で、ソシエダはクリアしますが、ユナイテッドが拾います。流れの中で右サイドにいたブルーノが飛び出すと、カゼミロがドンピシャのタイミングで浮き玉のパスを供給し、ポケットに侵入。ブルーノが折り返したところ、ホイルンドとスベルディアが交錯し、今度はユナイテッドにPK!これをブルーノがキーパーの逆をつき、ユナイテッドが同点に追いつきます。早い時間に追いつけたのは大きかったですね!
その後も、ユナイテッドがチャンスを作ります。19分、中央やや左でブルーノがボールを持つと、ダロトが素晴らしい動きで中央に入り込んできて起点となり、ワンタッチでブルーノへリターン。左足でふわっとしたクロスを上げると、ホイルンドに合いそうでしたが、レミロがパンチングで凌ぎます。そのボールを、マズラウィが素晴らしい反応で拾うと、ガルナチョに繋がりフリーのカゼミロにパス。カゼミロのダイレクトシュートは、枠の左に外れます。
ソシエダは、久保が絡んだところからチャンスを作りました。27分、ユナイテッドのビルドアップでの連携ミスからコーナーキックを獲得すると、素早くリスタート。ブライスメンデスからボールを受けた久保がエリア右からニアにシュート。ここはオナナがキャッチ。
29分、ユナイテッドのボール保持から敵陣中央でデリフトが受けると、左のヘブンへパス。ヘブンから中央受けにきたカゼミロに繋げると、中を見ながら、左サイド飛び出したドルグへ浮き玉のパス。これをドルグが競り勝ち、ザークツィーに繋がると、ドリブル突破から中へクロス!ホイルンドが合わせますが、ここは枠の外。ただ、このシーンドルグがオフサイドポジションだったため、決まっていても取り消されたかなと。しかしこのシーンのザークツィーはめっちゃうまかったですね!
32分はソシエダのシュートシーン。右サイドでの繋ぎの場面で、ヘブンとドルグの間にポジションをとった久保に渡ると、ダブルタッチでヘブンをかわし中央へドリブル。カットインして強烈なシュートを放ちますが、マズラウィがブロック。久保1人で、何もないところからシュートチャンスまで持っていかれましたね。
40分、デザインされたコーナーキックでユナイテッドにシュートチャンス。右からのコーナーにドルグがダイレクトボレーを狙ったシーンですが、中でデリフトがエルストンドをブロックしており、デザインされたセットプレーであることがわかりますね。
44分、またしてもユナイテッドのチャンス。ラッキーな判定のゴールキックから、右サイドに展開してビルドアップ。ブルーノがフォローに行ったところにボールがこぼれ、すかさず左サイドでフリーとなっていたドルグへスルーパス!左サイドに走ったホイルンドを囮に、シュート放つも、力無くレミロにキャッチ。右からザークツィーが走り込んでいたので、そこに出せていればもっと決定機になったと思います。
前半アディショナルタイムには、同点の場面と似た形でカゼミロからの浮き玉をブルーノがポケットで受けますが、ブルーノからのパスにホイルンドは反応できず。ホイルンドは好きな選手ですが、あと一歩でシュートを打てないというシーンが多いですね、、、
その後はソシエダに何度かチャンスが来ますが、前半終了。私の印象としては、先制こそされましたが45分を通してユナイテッドが試合を支配できていたと感じました。選手にも気持ちが入っているというのが伝わるプレーが多く、見ていて気持ちいい前半でした。
後半
両チーム、選手交代はなくスタート。
立ち上がりからユナイテッドの攻勢が目立ちます。
48分、ユナイテッドが勝ち越しゴールを決めます。ソシエダのクリアボールを収めようとしたベッカーに対し、ダロトがプレスバックしボール奪取。その流れから、右サイドのダロトに再びボールが渡ると、中央のブルーノへ。ブルーノはワンタッチでホイルンドにつけ、ホイルンドもワンタッチでザークツィーへ落とすとダイレクトシュート!ここはレミロがナイスセーブ。弾いたボールにドルグが反応し、ドリブル突破を図ったところ、エルストンドが阻止し、これがPKの判定。ドルグの倒れ方が上手かったですね。このPKは再びブルーノが決め、ユナイテッド逆転!1本目と違う蹴り方でタイミングをずらし、レミロの逆をつきました。
失点を受け、ソシエダは選手交代を準備。55分に3枚替えを敢行。ベッカー、スベルディア、マリンに変えて、バレネチェア、アランブル、トゥリエンテスを投入してきました。
直後の56分には、ユナイテッドのチャンス。ソシエダのレミロからのビルドアップにホイルンドがプレス。レミロはエリア内で左のアゲルドに出そうとしますが、読んでいたガルナチョがカット。折り返しはレミロにキャッチされましたが、ホイルンドも詰めており惜しいシーンでした。
後半立ち上がりから、ソシエダはスビメンディを3CBの中央のように配置してきていましたが、前半のカゼミロからブルーノへの浮き玉のようなポケットへの侵入を防ぐために、このような配置をしてきたのだと思います。ですが、ユナイテッドからすると逆にブルーノやザークツィーにスペースができ、戦いやすくなった印象がありますね。
58分、ユナイテッドのチャンス。ソシエダのビルドアップをブルーノが潰すと、センターサークル左にいたドルグへ。ドルグはシンプルにホイルンドにスルーパス。ホイルンドが寄せられながらもゴール前へ運び、シュート。枠を外れます。ガルナチョが詰めていましたが、届かず。
61分にはソシエダにチャンス。右サイドの久保から中央のスビメンディに渡ると、サイドチェンジ。受けたバレネチェアは中央のトゥリエンテスとワンツーで縦に突破。ダロトが体を入れましたが、バランスを崩したところをバレネチェアに拾われ、クロス!これを全盛期を彷彿とさせるカゼミロのスライディングでコーナーに逃れました。
そして、63分。ソシエダのパスミスを受けたホイルンドが縦に急がずキープ。ザークツィーに渡すと、左サイドで駆け上がっていたドルグを見つけ、スルーパス!これにたまらず後ろから倒してしまったアランブルにDOGSOで一発レッド。それにしても、ザークツィーはよく見ていましたし、よく出しました。ソシエダとしては、交代で入ったばかりの選手が退場処分となり、厳しい状況となりました。このフリーキックからデリフトがシュートを放ちますが、枠の外。
69分にユナイテッドのチャンス。右サイドからのビルドアップで、マズラウィからガルナチョに繋がると、カゼミロ→ブルーノのスルーでホイルンドに繋がり、右サイドフリーのガルナチョへ。ガルナチョの縦突破からのクロスは、カットされますが、こぼれ球にホイルンドがシュートを打つもブロック。
75分、ソシエダは久保を下げてオスカルソンを投入。後半は消えている時間帯が多かったですが、一人で局面を打開できる久保が下がったことは、ユナイテッドとしては楽になりました。
78分にはユナイテッド最初の交代。カゼミロに代えて、コリアーを投入。今日のカゼミロは素晴らしかったですね!少し疲れが見えてきたところで、守備強度を保つための交代かと思います。
81分には、ザークツィー自らの突破から何度かチャンスを迎えますが、決められず。その後、ユナイテッドは数的優位を生かして自陣で時計の針を進めます。
84分、左サイドの突破からドルグがエリア内でトラオレに倒され、PKの判定となりますが、自ら審判にPKではないと告げ、おそらくVARの助言もありPKは取り消されます。ドルグのスポーツマンシップには拍手を送りたいと思います。
86分、オスカルソンがボールを収められなかったところから、ダロトがボールを拾い右サイドでフリーとなっていたガルナチョへ。中央へ運ぶと、右の開けたスペースにブルーノが走り込み、ガルナチョは完璧なタイミングでスルーパス。縦に運んだブルーノは、そのままゴール左隅へシュートを沈め、ブルーノのハットトリックでユナイテッドがリードを広げます!この試合最初のオープンプレーでの得点となりました。あのスピードで走り込みながらあのコースに決めるブルーノは本当にすごいです、、、この得点には、あのアモリム監督も珍しくガッツポーズしてましたね!
そして91分、ソシエダのビルドアップを右サイドでガルナチョがカットし、縦へドリブルしながら、クロス。こぼれ球をドルグがホイルンドへ。ホイルンドはシュートできず、ドルグへパスを選択。ドルグのクロスはブロックされるも、こぼれたボールを拾い、ホイルンドへ。ホイルンドは得意のターンで左サイドを突破すると、マイナスのクロス。これにダロトが合わせ、4点目!
残りの時間、ユナイテッドは気持ちを切らさず、ソシエダの攻撃をシャットアウトし、試合終了。
選手採点
オナナ 6
それほど多くのピンチはありませんでしたが、前半の久保のシュートなど、随所に良いセーブがありました。
マズラウィ 7
攻守ともにミスなく、1対1でも負けませんし、タイミングの良い攻撃参加でチームを助けました。
デリフト 7
PK献上はありましたが、ロングボールにはことごとく勝利し、堅実なプレーでチームを助けました。
ヘブン 7
初スタメンとは感じられない、落ち着いたプレーを見せ、久保を封じ込めました。期待しすぎは禁物ですが、左ききですし、ボールもそれなりに扱える選手なので、今後への期待が膨らむプレーでした。
ダロト 8
ガルナチョがサイドに張っていたため、比較的中央でのプレーもありましたが、タイミングの良い顔出しでビルドアップを助けるシーンもありました。そして、4点目を奪取。
カゼミロ 7
前節に続き、良いパフォーマンスでした。持ち前の危機察知能力でチャンスを未然に防ぎ、攻撃面ではシンプルなプレーを心がけ、チャンスも演出。
ブルーノ 10
文句なしのMOTMでしょう!得点だけでなく、随所に上手さを見せてくれました。
ドルグ 8
この試合は左ウィングのような高い位置でのプレーが多かったですが、持ち前の運動量で攻守にわたって貢献。体の強さも目立ちました。
ガルナチョ 7
右サイドで起用されるようになってから、調子を上げているように感じます。ブルーノの3点目をアシストするなど、素晴らしい活躍でした。
ザークツィー 8
随所でビルドアップを助けるプレーを見せました。また、レッドカードを誘発したドルグへのパスはお見事でした。
ホイルンド 7
体をはり、ロングボールのターゲットとして、頑張ってくれました。アシストを記録しましたが、そろそろ特典が欲しいところ。
まとめ
来季のCL出場のために、ELでの優勝が必須となっているユナイテッドにとって、大きな勝利となりました。怪我人が多く、若手を起用せざるを得ない状況ですが、その中でもヘブンやチドオビ、ドルグが活躍しているのは好材料ですね!ウガルテは出場こそなかったものの、復帰し、マウントもトレーニングに復帰するなど、ポジティブなニュースも多くなってきています。次戦は、現地時間16日に行われるプレミアリーグ第29節、アウェイでのレスター戦。ここでも勝利し、1月以来の連勝といきたいところですね!
今回、初のブログ投稿となりました。本当に初めてなので、見にくかったりすると思いますが、またみたい!と思っていただけるようなブログを作っていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
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