【試合レビュー】PLサマーシリーズ マンチェスターユナイテッドvsウエストハム(2025/07/27)

試合概況

どうも!マンチェスターユナイテッド研究所です。遅くなりましたが、今回は現地時間7月27日(日)、プレミアリーグサマーシリーズ ウエストハム戦の試合レビューを書いていきます。

早くも、あと3週間後にはプレミアリーグが開幕します。まだ時間はあるとはいえ、すでに1ヶ月近くトレーニングを積んでいるアモリムユナイテッド。出来はいかに!?

スタメン

現時点で組めるベストメンバーで組んできましたね。マズラウィ、ダロトもスタメンで見たい選手ですが、、、ヨロを左に回してマズラウィという形も考えられましたが、アモリムにとって、左CBの左利きというのはマストなのでしょう。

前半

1分 開始早々ホイルンドにチャンス。自陣でクーニャのディフェンスから、ドルグ、ブルーノと繋がり、ブルーノのパスに抜け出したホイルンドが、スピードでキルマンを振り切りシュート。惜しくも、コーナーポストに嫌われました。ホイルンドのスピードに驚きましたが、まずブルーノのパスはもうワンテンポ待ってもよかったかな?と思いました。その方がよりホイルンドがフリーでGKとの一対一になれていた可能性が高そうなシーンでした。

5分 ユナイテッドが先制に成功します。ドルグが、メイヌー、クーニャと好連携を見せ突破。倒されて得たFK。ブルーノが蹴ったボールは一度アレオラにキャッチされますが、ディウフと交錯してファンブル。ヘブンが収めたところに後ろからタックルしてしまい、PK獲得。そんなに痛くはなかったはずですが笑、まあPKは妥当でしょう。これを、ブルーノが落ち着いて逆をつき、先制。

プレシーズンマッチ初戦から、真ん中のCBが中盤にあがり、中盤の一枚とダブルボランチのような立ち位置でのビルドアップが見られます。(下記の図参照)

この形は、昨季も時々見られましたが、あまりうまくいっているのを見たことがありません。ですが、上記のように図にして、今夏アモリムが求めた選手を考えると、狙っていることがなんとなくわかってきます。今の主流は、中盤3枚となっていて、ユナイテッドの3-4-2-1のフォーメーションだと2枚となり、中盤は数的不利となります。真ん中のCBが上がり、2ボランチのような形にすることで、相手の中盤2枚を引き付けることができ、2シャドーへのパスコースが生まれます。また、シャドーへのパスコースを切られた場合も、WBと中盤を経由してシャドーに渡して攻撃を展開するシーンが今季は増えそうです。今まで以上にシャドーにはボールをキープする力、独力でゴール前に運ぶ力が求められ、そのポジションはブルーノ、クーニャ、エンベウモ、マウントはこなせそうですね。

また、今季シャドーで起用されるはずの4名はいずれも中盤までボールを受けにきてくれ、ビルドアップにも関与できる選手ばかり。まだまだ連携面はこれからですが、ここにザークツィーも加われると考えると、楽しみですね。

13分 もう一つ狙いと感じられるシーンがありました。昨季からユナイテッドは、ビルドアップに苦戦してきました。大体、サイドCBやWBに預けたところ狙われ引っ掛けられたり、ロングボールを蹴って回収されたり。13分のシーンはたまたまではなく、筆者には狙いに感じられました(たまたまだったのかもしれませんが、、、)。いつものようにヨロに入れたところを、フュルクルク(多分)に寄せられましたが、ヨロはロングボールを選択。このボールをホイルンドが競り、背後に落としてクーニャが拾ったのですが、この時ロドリゲスはこぼれ球を拾おうとホイルンドの方に寄せました。その裏をクーニャが狙っていました。また、その瞬間にドルグも上がってきており、分厚い攻撃ができそうでした。ブルーノはホイルンドへ出しましたが、シンプルにドルグに出した方が良さそうなシーンでした。

また、13分以外にも似た形を意図的に行おうとしているシーンが何度かありました。

前半はその辺りが気になりました。また、全体的に距離感が非常によく感じられました。ロストしても、距離感がいいのですぐに回収でき二次攻撃に繋げられていた印象があります。特にウガルテはスーパーでしたね。また、昨季はファーサイドからの折り返しに合わせられるシーンが多かった印象ですが、今日の試合はしっかり守れていました。ブルーノとクーニャも相性が良さそうで、二人で攻撃を牽引してくれそうです。ただ、ブルーノは少し気になりました。何度かチャンスを不意にする選択をしていて、一か八かのプレー選択が多かったように思います。良くも悪くも、意表をつくのでビッグチャンスになることもありますが、前半はチャンスを何度か不意にしてしまっていましたよね。今季はクーニャ、エンベウモと強烈な選手が加入してきましたので、ブルーノすら先発の座は安泰ではなくなるかもしれません。

後半

52分 ユナイテッドに追加点が生まれます。ウエストハムのゴールキックに対して、クーニャとブルーノがプレスをかける形でした。アレオラは、中盤のおそらくウォードプラウズにつけようとしましたが、メイヌーがこれをよんでおりカット。メイヌーからエリア手前で受けたブルーノは、時間を止めるようなシュートをゴールに流し込みました。完全に相手のミスからでしたが、連動したプレスができていたから生まれたゴールだったと思います。

62分 ウエストハムが1点を返します。ウエストハムのビルドアップで、トディボがクーニャのプレスを受けながら、難しい体勢でソウチェクに繋げます。ソウチェクの前方にはスペースがあり、少しキャリーし右サイド抜け出したボーウェンへ。ボーウェンはヘブンを躱し右足でゴールネットを揺らしました。このシーンは、ウガルテとメイヌーが共に上がりすぎてしまい、DF陣もラインを上げきれずにウエストハムにスペースを与えてしまいました。人は足りていましたので、勿体無いシーンでした。また、ソウチェクが中央にコース取りした際に、ヘブンが中央に絞ってしまっていました。中央はデリフトもいたので、そのままボーウェンについて行くべきでしたね。結果論ですが。

66分 ユナイテッドはバユンドゥルを除き選手交代。下記の布陣で残り時間を戦うことに。

選手交代以降、ウエストハムペースに。前半良かった距離感があまりよくなく、プレスも連動できていないシーンが目立ちました。ウエストハムは簡単にビルドアップできているシーンが目立ちましたね。攻撃時にも、マウントが持った際にレオンのサポートが遅く孤立してしまい、ロストするようなシーンもありました。まだまだこれからの選手ですが、課題は多そうです。

ユナイテッド側にはほぼチャンスシーンはなく、試合終了となりました。ウエストハム側には何度かチャンスがありましたが、バユンドゥルのセーブもありリードを守り切りました。途中出場組は、アピールできず。マウントに関しては、何か起こしてやろうとする姿勢が見受けられました。マグワイア、ダロト、フレッチャーあたりも良かったと感じましたが、他の選手たちは物足りなかった印象でした。

まとめ

主力組で戦った66分までは、非常に良かったと思いましたが、皆さんはどう感じられましたか?前戦のリーズ戦は心配になる内容ではありましたが、ウエストハム戦では選手間の距離やプレスの連動性等、昨季よりもよくなっていると私は感じました。何はともあれ、昨季シーズンダブルを許した相手に勝利できたのは、ポジティブに捉えてもいいのではないでしょうか。なお、この試合はMUTVの他、U-NEXTで放送されています。プレミアリーグのサマーシリーズは、全試合U-NEXTにて放送予定ですので、ぜひ加入を検討ください。サッカーパックであれば、月額2,600円。さらに、通常プランと同時にサッカーパックを契約すると、毎月1,200円相当のポイントがもらえるので、実質1,400円で利用できます!
次戦は、日本時間31日のボーンマス戦です。エンベウモが楽しみです!10時30分キックオフとほとんどの方がリアタイできないと思いますが、私はリアタイする予定です!笑 最後までよんでいただき、ありがとうございました!

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