試合概況
どうも!マンチェスターユナイテッド研究所です。今回は現地時間7月31日(木)、プレミアリーグサマーシリーズ ボーンマス戦の試合レビューを書いていきます。
昨シーズン、1分1敗と勝利できなかったボーンマスを相手に、4-1と完勝。ハイセンとケルケズが抜けたとはいえ、昨季からの成長を感じる一戦となったのではないでしょうか!?
※本文中に出てくる図のアラウホ選手の背番号が22番となっております。申し訳ございません。
スタメン

この試合、ウエストハム戦から6枚の変更となりました。クーニャは疲労が原因で欠場。エンベウモも、まだ準備ができていないということで欠場。今季新加入した選手たちが不在で、昨季からの既存メンバーでの試合ということで、試合が始まるまでは不安でした。
前半
キックオフをキーパーに直接渡す形でスタート。昨季とは違う方法を色々と探っている感がありますね。
4分 ドルグが倒されて得たFKから、チャンス。ブルーノのクイックリスタートから、マウントを経由して左サイドのドルグへ。マウントはポケットを狙う動きを見せますが、アラウホとビリングにコースを消されていたため、受けにきたブルーノを経由してマウントへ。

出したブルーノは、ビリングを追い越し、マウントもそのままヒールで流し、ブルーノがダイレクトでシュート。キーパーに防がれましたが、良いシーンだったと思います。昨季までは、連携でポケットに侵入するようなシーンはそれほど無かったと記憶していますので、開始早々にこのようなシーンを見れて、ワクワクしました。

8分 ユナイテッドが先制します。右サイドでダロトがロングスローでマウントへ。ザバルニーに体を寄せられながら、うまく反転し左サイドのドルグへ。

4分のシーンと似た形で、出したマウントはドルグを追い越しポケットへ。警戒したアラウホはマウントをマークし、ドルグがフリーに。右足で上げたクロスに、ホイルンドが合わせ?ユナイテッド先制。ホイルンドが触っていたかは怪しいですが、飛び込んでいなければペトロヴィッチに防がれていたでしょうから、ナイスです。ウエストハム戦の左足でのクロスが酷すぎて大丈夫か?と思っていたドルグですが、この先制点に繋がったクロスは非常にいいキックでした。右足の方が精度いいのか?笑

この試合もゴールキックからビルドアップする際、真ん中CBは上がってダブルボランチを形成していましたね。今季仕込んでいるビルドアップの形の1つであることは間違い無いでしょう。昨季と違うのは、サイドCBが持った際にWBにつけるのではなく、最前線を狙ってこぼれ球をシャドーが拾いに来ている事でしょう。まだ練度が足りず、繋がらないシーンが目立っていますが徐々に繋がるようになってきそうですね。
また、選手の立ち位置が決まっているかのようなパスが増えたように思いました。例えば、17分のシーン。ヨロからカゼミロに出したのですが、カゼミロはノールックでブルーノへ。ブルーノもワンタッチでホイルンドに繋ぎました。

ホイルンドはシンプルにカゼミロに落としましたが、その瞬間にマウントが落ちてきて、パスコースを創出。ホイルンドは裏抜けを狙っており、マウントがスルーパスを狙いましたが、長くなってしまいキーパーにクリアされました。

一連の流れで、特にカゼミロのノールックなど、確信を持って出している感があり、選手たちの立ち位置が細かく決まっているように感じました。
25分 ユナイテッドに追加点が生まれます。マウントがファウルを受けて得たフリーキックを、クイックリスタート。ドルグがアラウホを振り切り、戻ってきたセネシに寄せられますが、ネットを揺らしました。

今季はドルグ飛躍の年となるかもしれませんね。早くも1G1Aを記録しました。
29分 自陣でのボールロストからセメンヨに抜け出されネットを揺らされましたが、オフサイドの判定に助けられました。VARがあればオンサイドだったっぽいですね。カゼミロのロストでしたが、ヨロがカゼミロではなく、前線に蹴っても良かったかもしれませんね。また、今季はビルドアップにこだわりそうな気がしているので、似た形で引っ掛けられてピンチを招くシーンは多いかもしれません。
前半は、大きなピンチも招くことなく終了。全体的に、非常に良い内容だったと思います。連携面で練度が足りないシーンもありましたが、昨季に比べて大きく進化していると感じました!
後半
マグワイアに変えて、デリフトを投入。マグワイアに問題があったようには思えませんでしたので、試合前から決まっていた交代かと思います。
48分 繋がりませんでしたが、ウエストハム戦でも見せた形がありました。ヨロから、直接ホイルンドに出たところで、ホイルンドはキープではなく後ろにすらしました。マウントは反応しておらず、チャンスにならず。ホイルンドは不満そうな反応をしていましたので、やはり狙った形だと感じました。

直後の49分には、ドルグの素晴らしい対応からインターセプトでチャンスを迎えます。セネシが前線(おそらくセメンヨ)に出そうとした瞬間、一度アラウホ側にボディフェイントを入れていたドルグが、パスコースに入りカット。

ホイルンドがドフリーでゴール前にいましたが、少し溜めてしまったところをセネシに寄せられ、左サイド追い越してきたブルーノへのパスを選択。ブルーノのクロスはゴールラインを割りました。結果、ドルグへのファウルでフリーキックをもらえたのですが、2タッチ目でホイルンドに出す余裕はあったはず。この辺りの判断の遅さは、ドルグの改善点となりそうです。

51分 また、48分と同じ狙いと見られるプレーがありました。ヨロが自陣で持った際に、またしてもホイルンドに。ホイルンドは、背後にそらすと、今回はアマドが裏を狙って抜け出しました。アマドのホイルンドへのリターンはカットされますが、こぼれ球を収めようとしたホイルンドが倒され、エリア付近でフリーキックを獲得したシーンです。2シャドーがクーニャとエンベウモだとすると、シンプルですが強力な攻撃となりそうですね。

53分 ユナイテッドに3点目。ボーンマスのスローインをカットしたところから、ヨロが攻撃参加。ヨロ→ダロト→アマド→カゼミロと繋ぐと、カゼミロはダイレクトでエリア内へ。ホイルンドが収めようとしますが、セネシがクリアしようとします。そこに、アマドが走り込んできて左サイドに蹴り込み、ネットを揺らしました。良く、走り込んできてくれました。
64分 ミスから決定機を作られます。アマドからブルーノへのパスがズレたところから繋がれ、途中出場のブルックスにエリア内からシュートを打たれますが、ヒートンがセーブ。そのコーナーからもセメンヨに決定機が訪れますが、ヒートンが立ちはだかりました。恐るべし39歳。
70分 ユナイテッドの選手交代。下記の若手メンバーで残り20分を戦います。

72分 ユナイテッドに4点目が生まれます。ビルドアップに苦戦しながらも、左サイドでレオンが仕掛けます。途中、躓いてしまいましたが、こぼれ球にウィリアムズが反応し、右足でニアサイドを抜き、ネットを揺らしました。ウィリアムズにとって、嬉しいトップチーム初ゴール。試合後のインタビューでも喜びを語っていましたね。今季は厳しいでしょうが、いずれユナイテッドで活躍する姿が見れることを願っています。
88分 ボーンマスに1点返されます。ウガルテが右サイドでボールを持ちすぎてしまい、ブルックスに引っ掛けられます。

そのまま独走でエリア内に侵入され、グラウンダーのクロス。デリフトがクリアに行きましたが、これがそのままネットに吸い込まれました。デリフトのオウンゴールでしたが、仕方ありません。ウガルテの失い方は良く無かったですね。

その後は、ユナイテッドが時間を使い試合終了。
まとめ
試合を重ねるごとに、よくなっているように感じますね。練度はまだまだだと思いますが、連携面ではかなり改善されているように思います。守備面でも、昨季に比べてラインが高いこともあり、相手にスペースをそれほど与えるシーンが少ないため、しっかり守れていますね。この試合は、ドルグが素晴らしかったですが、ホイルンドが得点できたことも大きかったと思います。役割をこなそうと懸命に努力していることが伺え、セスコの噂はありますが、仮に獲得してもホイルンドは残留させるのではないかと思っています。マウントは何か物足りないように感じました。裏への意識が低いので、そこを改善してほしいと感じました。
さあ、次戦はプレシーズンマッチ最終戦のエヴァートン戦です。この試合では、ついにエンベウモがデビュー予定です!楽しみですね。試合は、8月4日(月)朝6時から。見られない方もいらっしゃると思いますが、MUTVの他、U-NEXTで放送されています。プレミアリーグのサマーシリーズは、全試合U-NEXTにて放送予定ですので、ぜひ加入を検討ください。サッカーパックであれば、月額2,600円。さらに、通常プランと同時にサッカーパックを契約すると、毎月1,200円相当のポイントがもらえるので、実質1,400円で利用できますので、ぜひ!最後までよんでいただき、ありがとうございました!
コメント